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【コミュニケーション法】自分も相手も大事にするIメッセージとは?

こころ
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コミュニケーションにはさまざまな方法がありますが、その中でも「Iメッセージ」は自分を犠牲にせず、相手も立てるとても良い方法として知られています。

Iメッセージとは、自分の感情や考えを相手に伝える際に「私は〜だと感じる」や「私は〜と思う」と、「私」を主語にして伝える方法です。

これにより、相手を責めたり押し付けがましくなったりせずに、自分の気持ちを伝えることができます。

この記事では、Iメッセージの効果、具体的な使い方、そしてどのような場面で役立つかについて解説します。

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Iメッセージとは?

Iメッセージは、「I(私)」を主語にした自己表現のことです。

これに対して、相手に非を押し付けるような表現は「Youメッセージ」と呼ばれます。

例えば、よくやってしまいがちですが、「あなたはいつも◯◯しない!」という言い方は、Youメッセージの典型的な例です。

このようなメッセージは相手を防衛的にし、喧嘩や口論の火種になってしまいます。

一方で、Iメッセージは「私はあなたが片付けないと困る」といった形で伝えます。

これなら相手を非難せずに、自分の感情や状況を伝えることができ、相手も聞き入れやすくなりますよね。

Iメッセージの効果

Iメッセージには、主に以下のような効果があります。

①対立を避ける
感情的な対立や衝突を避けることができます。相手は防衛的にならず、あなたの感情やニーズに共感しやすくなります。
②自分の気持ちを正確に伝えることができる
自分の感情やニーズを正確に伝えることができます。きちんと気持ちを表現することで自分の心に良い影響を与え、自己理解を深める助けにもなります。
③相手との信頼関係の構築
Iメッセージは相手に対する敬意を示し、非攻撃的なコミュニケーションなので、相手との信頼関係を築きやすくなります。

特に、言いたいことを言えない人は、「自分の気持をうまく言えない」と我慢しがちです。

でも、言いたいことを我慢することを重ねると、ストレスがたまり心身に悪い影響をもたらしてしまいます。

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Iメッセージを使うことをクセ付けることで、人間関係を円滑にし、自分のストレスも軽減できますよ。

Iメッセージの使い方はたった3ステップ

具体的にIメッセージを使うためには、以下の3つのステップを踏むのが効果的です。

Step1. 感情を表現する

「私は〜と感じる」と自分の感情を正直に伝えます

例えば、「私は今、少し悲しいです」などです。

このとき、相手を批判するのではなく、あくまで自分の感情にフォーカスします。

Step2. 行動や状況を説明する

次に、その感情がどのような行動や状況から生まれたのかを説明します。

「あなたが〜したときに」といった形で、状況や行動を具体的に伝えます。

例えば、「あなたが片付けをしないと」と説明します。

Step3. ニーズを伝える

最後に、自分が何を望んでいるのか、どのようにしてほしいのかを伝えます。

「私は〜してほしい」と自分のニーズを明確にします。

例えば、「次回から片付けてほしい」といった形です。

Iメッセージの具体例

例えば、家庭内でのコミュニケーションを考えてみましょう。

親子関係や夫婦は、親しい分、ちょっとした口論や喧嘩が起きてしまうこともありますよね。

また、パートナーに対しては、言いたいことを言うと責めてしまうので、言葉を飲み込んで我慢している人も多いかも知れません。

でも、Iメッセージを使うと、相手を傷つけることなく自分の気持ちを伝えることができます。

子どもが部屋を片付けないとき

「あなたはいつも部屋を汚くして!」と言うと怒り口調になってしまいますが、

「お母さん、部屋が散らかっているとストレスがたまるなぁ」

と伝えると、子どもは自分の行動がどのように影響しているかを理解しやすくなります。

パートナーが家事を手伝わないと感じたとき

「どうしてあなたは何もしないの?」と言うと相手を責めてしまいますが、

「(私、)家事を分担できると時間に余裕ができて、あなたと一緒に過ごす時間も増えるし嬉しいなぁ」

と伝えると、相手は自然とやりたい気持ちになるでしょう。

Iメッセージは、あくまでも相手を尊重しつつ自分の感情を相手に伝えることが肝なんです。

Iメッセージは色々な場面で使える!

Iメッセージは、家庭内だけでなく職場や学校など、あらゆる場面で使うことができます。

職場での同僚とのコミュニケーション、友人関係、さらには子どもとの対話など、相手がいる場面ではいつでもどこでも有効です。

特に、相手との関係を大切にしたい場面では、Iメッセージはとても効果を発揮してくれるでしょう。

たとえば、上司や部下とのコミュニケーションにおいても、Iメッセージを使うことで、お互いの意見が尊重され、円滑なやりとりが可能になります。

また、学校でのいじめや対人トラブルの解決にも役立つとされているので、子どもにIメッセージを教えるのもおすすめです。

子どもは自分の感情を適切に表現する方法を身に着けることで、良い人間関係を築けるようになります。

まとめ

Iメッセージは、自分の感情やニーズを効果的に伝えるための強力なコミュニケーションです。

対立を避け、相手との信頼関係を築きながら、しっかりと自分の気持も表現することができます。

日常生活のさまざまな場面に活かすことで、コミュニケーションの質が向上し、人間関係がより円滑になるでしょう。

あなたもぜひ、Iメッセージを実践してみてください。

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