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人生を支配するのは「信念」だった!運のいい人になる方法

インナーチャイルド
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「自分は運が悪い」

「何をやっても上手くいかない」

「どうして自分ばかり損するんだろう」

あなたはそんなことを思っていませんか?

生まれつき運が良い人と悪い人がいて、自分は運が悪いのだと諦めている人もいますが、実は運は自分で変えることができます。

人生を支配しているのは心理学の交流分析でいう「信念」です。

そしてこの「信念」は書き換えることができます。

この記事では、「信念」を書き換えて人生をコントロールし、運がいい人になるための方法を心理学の観点から分かりやすく解説します。

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人生を支配する「信念」とは

心理学用語の「信念(belif:ビリーフ)」とは、乳幼児期からの生育過程で刻み込まれた「価値観」や「考え方」のことです。

例えば、生まれたばかりの赤ちゃんは自分のことを「何をやってもダメな人間だ」とは思っていません。

幼い頃に親など育ててくれる一番近い大人から「お前は本当に何をやってもダメだね」などと言われ続けると、その考えが心に刷り込まれて「自分はダメな人間だ」と思い込んでしまうのです。

信念は、物心がつく前の乳児期に、潜在意識に刷り込まれていることもあります。

例えば、お腹が空いたりおむつが汚れて不快なときに泣いても、誰も来なくて放っておかれたなどの経験が「自分は大事に扱われない人」として無意識に刷り込まれてしまうのです。

色々な信念

信念には色々な種類がありますが、代表的なのは次の5つです(心理学ではドライバーと呼ばれています)。

  • 完全であれ
  • 喜ばせろ
  • 努力せよ
  • 強くあれ
  • 急げ

1つずつ解説していきます。

「完全であれ」

完璧でなければ価値がないという信念です。

幼少期から厳格な親に育てられ、何でも完全・完璧でなければ認めてもらえなかったなどの経験が原因になっていることが多いです。

例えば、テストで98点を取って意気揚々と親に見せても「100点でなければ意味がない」と怒られた経験があった場合、仕事や作業に対して完璧にこなさなければ価値がないと自分に厳しかったりします。

人前で生活感のある姿を見せたくない、夫婦といえどすっぴんは見せられないなども「完全であれ」という信念が働いていると言えるでしょう。

「喜ばせろ」

人を喜ばせなければならないという信念です。

母親に喜んでもらいたいという心理が原因となっていることが多いです。

人には優しくなければならない、怒ってはいけない、人と同じでなければならないなどの裏側には「喜ばせろ」という信念が流れています。

人の評価や意見に左右されがちな場合もこれに含まれることが多いです。人に評価されることで、やっと自分の存在価値を確認できるので、自分軸で生きることができません。

「努力せよ」

「もっと上を目指さなければ」と常に考えるような信念です。

何かで成功したとしても満足できず、更に高みを目指すような人に多く見られます。

向上心があるとも言えますが、いつまで経っても自分を認めることができないため、常に不足感や劣等感を感じ続け心身が疲弊してしまうことも多いです。

「努力せよ」も「喜ばせろ」と同様、他人軸で生きている場合が多く、自分で自分にOKを出せず、他者から評価されてやっと自分を認められます。

また、目標を達成するとその先をどうしていいか分からず、燃え尽き症候群になったりするのもこの信念が強く働いているケースが多いです。

「強くあれ」

「強くあれ」は精神的な強さを意味します。

もっと頑張らなければという思考が根底にあり、常に自分に鞭打っているので自分に優しく出来ません。

自分で解決しなければいけないという思い込みもある場合が多く、問題を1人で抱え込みがちです(実際ほとんどのことを自己完結します)。

いつも他者を支える役を担ったりすることが多く、長男長女に生まれた人に多い特徴です。

「急げ」

物事全てに対して素早くやらなければいけない、早くできることはいいことだという基準を持っている信念です。

効率を重視するので、いつも何かしら動いている人が多く、ゆったりしたりボーっとする時間を持つことができません。

時間にルーズな人に嫌悪感を抱いたり、効率の悪い働き方をしている人を見ると歯がゆい想いをしたりするのも「急げ」の信念を持っているケースが多いです。

面接時に「あなたは運がいいと思いますか?」と聞いた松下幸之助

経営の神様と呼ばれるパナソニックの創始者 松下幸之助が、採用の面接時に「あなたは運が良いと思いますか?」と聞き、運がいいと答えた人だけ採用したという話は有名です。

松下幸之助が心理学を学んでいたかどうかは知りませんが、人生は考え方や捉え方で結果が違ってくるということは肌感で知っていたのだと思います。

例えば、何かトラブルが起こった時、運の悪い人は「なんで自分だけ…」「なんでこんなときに限って…」などネガティブで暗い気持ちになるでしょう。

しかし、運のいい人は「よーし、これを覆せればすごいことが起こるぞ!」とむしろやる気になったり、「こんなこともあるさ」と受け流して気にしなかったりします。

運の悪い人は暗く嫌な気分になって後々まで嫌な気分を引きずったりしますが、運のいい人は逆境をプラスに変換したり、平常心を保ったりするのです。

これだけでも、その後の状況が大きく変わると思いませんか?

運の悪い人はその後も1日中嫌な気分なので、しかめっ面をして周囲の人から無駄に警戒や誤解をされるなど、次々と悪いことを引き寄せやすくなってしまいます。

一方、運の良い人はやる気に満ちていたり、最低でもいつもと変わらない態度なので、明るく話しやすい雰囲気なので周囲ともうまくいき、それ以上のトラブルは起こりにくい状況を維持できます。

人生は「信念」のパターンを繰り返してるだけ

信念は人生に大きく関与しますが、実は心理学では、人生は信念によるパターンを繰り返して生きているだけだということが分かっています。

これを「人生脚本」といいます。

もう少し詳しく説明しますね。

例えば、「存在してはいけない」という信念を乳幼児期に持ってしまった場合、子どもの頃から何かちょっとしたことで怒られたり、大人になってからも仕事上のちょっとしたミスをすると自分を責めたりして「やっぱり自分は存在しちゃいけないんだ」という想いを繰り返します。

そして、繰り返すたびに信念を強化してしまうのです。

脳は省エネとよく言いますが、脳は一度インプットしたシステムを繰り返すことによって、最小限のエネルギーで生命活動を維持しようとします。

ご飯を食べるときに「まずは右手でお箸をつかんで、次に口を開けて、食べ物を掴んで」などといちいち考えなくても、自動的に食べたりしますよね。

思考や行動も、パターン化して省エネしようとするのです。

そして脳は、パターン化を維持するために、人生に「上司が怒る状況」や「ミスする状況」を用意したりもします。

正確には、怒られたりミスするよう自らの感情をコントロールして仕向ける感じです。

例えば、おどおどしたり緊張したりといったことです。

ですので、怒ってばかりいる上司が嫌で職場を変えても、また同じように上司に怒られたりしてしまいます。

そうして同じ信念パターンを繰り返すことで、人生脚本を成立させるのです。

信念を書き換えて運のいい人になるには

もしも自分が無意識に持っている信念が、自分自身の運を悪くしているのだとしたら、書き換えたいですよね。

信念は、実は書き換えることができます。

まずは自分の信念を見つけ出し、意識して手放せし、書き換えればいいのです。

とはいえ、信念は幼少期から、その人が当たり前に身に着けていて意識もしていないので、自分で見つけるのは至難の業です。

そこで必要になってくるのが心理学のプロであるカウンセラーやセラピストです。

信念は書き換えられる

幼少期から「当たり前」と思ってきた価値観や思考の仕方を書き換えるのはなかなか難しいですが、プロの力を借りれば書き換えることは可能です。

書き換える手順としては、

  1. 自分が握りしめていた「信念」をみつける
  2. 今までの「信念」を手放すと決断する
  3. 新しい信念に書き換える

この3ステップです。

これを心理学では「再決断」と呼んでいます。

今まで自分を苦しめてきた古い信念を明確にし、それを手放すと決断し、新しい信念に書き換えるのです。

とてもシンプルに感じますが、実際には心の葛藤があったり、カウンセラーとの信頼が十分に築かれていないと、難航することも多いです。

書き換えの方法

書き換えの具体的な方法には、人との対話を通して徐々に進めていく方法や、インナーチャイルドを癒やすワークなどを通してやっていく方法などいくつかあります。

ただ、重要な心の深層を扱うので、友人同士などではなく、信念を書き換える知識や実践に熟知した専門家に行ってもらうのが安心です。

なぜなら、専門的な知識を持っていないと、相手となる人の信念が絡んでしまう恐れがあるからです。

人は誰でも信念を持っており、自分の信念に無自覚なままセッションなどを行ってしまうと、誤った方向に行ってしまったり、かえって信念を強化してしまうことにもなりかねません。

カウンセラーやセラピストなら自分の信念を自覚し、セッションする相手に対して客観的に接する訓練を積んでいるので安心です。

ここで、1つのカウンセリングセッションの例を紹介しますので、セッションの流れに沿って、ステップを見ていきましょう。

※このあとご紹介するステップは実際のセッション内容ですが、個人情報保護のためやや脚色しています。

ステップ1|自分が握りしめていた「信念」をみつける

Aさん(56歳、女性)は3人兄弟の長女で、幼い頃から弟や妹の世話を率先して行い、両親から「しっかりもの」と言われて育ちました。

日常生活では困っている人を見ると放っておけない性格で、家事を完璧にこなせず悩む母親を助けたいと思い、小学生の頃から母親の愚痴の聞き役にもなっていました。

しかし、思春期後半になると、将来自分が何をしたいのか分からず、自分がどんな人になりたいかも分からなくて「自分ってなに?」と思い悩むようになったといいます。

Aさんは、弟妹が生まれる中で母親の愛情を得るために、率先して母親を手伝うことを無意識に選択したのです。

その結果、母親の分身のようになり、生きる基準が自分の中ではなく「お母さんが喜ぶもの」になってしまったのでした。

Aさんは自分自身の心を探るうち心理学に興味を持ち、今まで色々なカウンセラーから「インナーチャイルドを癒すワーク」を何度も受けましたが、なかなか改善しませんでした。

今回カウンセラーと話をする中で、「強くあらねばならない」「人を喜ばせなければならない」という信念が見つかりました。

ステップ2|今までの「信念」を手放す決断をする

カウンセラーは、これまでの幼児期の振り返りやワークで効果がなかったというAさんの話から、乳児期を対象にしたワークをしてみることにしました。

実際エンプティチェア※のような椅子は用意しませんが、目の前に架空の場所を設けます。

エンプティ・チェアのワーク
向かい合わせた椅子を2脚に、1人で役割を変えながら座っていると仮定して対話するワーク。
役割には、大人の自分と子どもの自分、母親と子どもの自分、母親と大人の母親などがある。

カウンセラー:「自分が赤ちゃんの頃に戻ったと思ってみてください。そこに何が見えますか?」

Aさん:「赤ちゃんの私をおぶった母が、夕暮れ時の近所を歩いています」

カウンセラー:「その赤ちゃんはどんな姿をしていますか?」

Aさん:「針金のようにガリガリで、真っ黒」

カウンセラー:「針金のようにガリガリで、真っ黒なんですね」

Aさん:「はい。私、赤ちゃんの時の記憶があるわけではないんですが、小さい頃から何度も、母から『あんたが赤ちゃんの時は、狭い自宅のアパートでお父さんが仕事をしていて、あんたが泣くたんびに「うるさい!」って怒鳴られたのよ。それで仕方なく、あんたをおんぶして近所を散歩してたの』って聞かされてたのを思い出しました」

カウンセラー:「そうでしたか。では、今度はその時のお母さんになってみてください。お母さんは今どんな気持ちですか?」

Aさん:「お父さんに申し訳ない、自分がちゃんとできないから娘が泣くんだと思っています」

カウンセラー:「大人のAさんにお聞きしたいんですが、今のお母さんの話を聞いてどう思いましたか?」

Aさん:「ああ、私がお母さんにそんな気持ちにさせてたんだな、と思いました。もしかして、赤ちゃんでも無意識に、自分の存在が両親の邪魔になっていると感じてたかも」

カウンセラー:「大人のAさんから見て、今もそう思いますか?」

Aさん:「いいえ!アパートが狭かったから仕方なかっただけだし、赤ちゃんは泣くものだし。お父さんも必死だったかもしれないけど、怒鳴らなくてもいいと思うし、母が申し訳なく思うのも違うと思います」

カウンセラー:「では、本当は赤ちゃんのあなたは両親にどう扱われたかったですか?両親が目の前にいるとして言ってみてください」

Aさん:「もっと大事にしてほしかった。初めての子どもなんだし、もっと私中心に幸せな感じで生活してほしかった」

カウンセラー:「ご両親はどう言っていますか?」

Aさん:「そんなふうに思ってるなんて知らなかったって…」

ステップ3|新しい信念に書き換える

カウンセラー:「では、その赤ちゃんは今後は幸せになりそうでしょうか」

Aさん:「そうですね、両親はもう必要ないです。私が育てたいです、大事に大事に」

カウンセラー:「じゃあご両親にそう言ってみましょうか」

Aさん:「(両親に向かって)この子は私が引き取って大事に育てるよ。あなた達が出来なかったことを、私がしてあげていくからもういいから」

カウンセラー:「赤ちゃんはどんな姿をしていますか?」

Aさん:「ふっくらして可愛い赤ちゃんです」

※Aさんは心理学の知識がある程度あり、インナーチャイルドを癒やす方法も知っていたため、スムーズな展開となりましたが、本来であればもう少しカウンセラーの誘導が必要でしょう。

信念を書き換えるとどうなるか

信念を書き換えると、今まで感じていた生きづらさから開放されて、軽やかに生きられるようになります。

先ほど紹介したAさんの場合、自分の育て直しをすると再決断したことで、自分への愛情を感じられるようになり、何事にも自信を持って取り組めるようになりました。

Aさんは、昔の嫌な記憶を思い出し、そのたびに自分のインナーチャイルドの味方になることで、セルフカウンセリングもできるようになったのです。

今までは思い出すと眠れなくなるほど辛かった母親との記憶も、事実としての記憶はあっても、今では不思議なほど気にならなくなったといいます。

長い年月苦しめてきた鎖がスルッと外れて、心の錘が取れて軽やかに生き始めました。

自己評価や自己肯定感が上がる

信念を書き換えると、自己評価や自己肯定感が上がるので、以下のように生き方が変わります。

・心が軽くなった

・思い込み(信念)というフィルターをかけずに周囲を見られるようになり、周囲とコミュニケーションが取れるようになった

・人にどう思われているかに左右されなくなり、何でも自分軸で決められるようになった

・心のブレーキがなくなり、やりたいことをやってもいいと思えるようになった

・自己犠牲をしなくなり、自然と自分を優先していいと思えるようになった

運が良くなることばかりに意識が向き始める

自己肯定感が上がって自分自身が変化すると、不思議と運も向いてきます。

なぜなら、ネガティブな感情に引っ張られなくなるので、気持ちが自然とフラットな状態もしくはポジティブな状態が多くなるからです。

自分は運がいいと思えば、自然と運が良くなるようなことばかりに意識が向き始めます。

例えば、仕事などのチャンスや、自分の好きなものへのアンテナにも敏感になります。

これは脳科学で説明することが可能です。

人は意識したものを見るという習性があることが分かっています。

これをカラーバス効果といい、例えば、赤いリンゴを思い浮かべないでくださいと言われたら、「思い浮かべないで」と言われても赤いリンゴを思い浮かべてしまうでしょう。

このように、脳は否定形を理解せず単語だけを意識するので、自分は運がいいと思えば脳が自然と運が良くなるものを集め始めるのです。

波動を高い状態で維持でき運のいいことを引き寄せる

信念を変えると、波動を高い状態で維持できるようになります。

波動というと何やらスピリチュアルな感じがしますが、物理学で証明されているものです。

波動とは、この世界に存在するあらゆるものに存在するエネルギーの波で、Hz(ヘルツ)で表すことができます。

日本には古来から「氣」というものが存在しますが、私はこの「氣」こそ波動であると思っています。

昔から「病は氣から」「氣は心」などといいますが、あながち間違ってはいないのです。

また、波動はあらゆる物体にあり、感情や思考にもあることが科学的に分かっています。

波動同士は共鳴し合うので、自然と同じような波動のものを引き寄せてしまいます。

例えば、悪い波動の思考は悪い波動の思考を、良い波動の思考は良い波動の思考を引き寄せるのです。

例えば事故に遭ったとしても自分は運が悪いと思っている人は「自分はついてない」と思うし、自分は運が良いと思っている人は「この程度で済んで良かった」と思うでしょう。

類は友を呼ぶといいますが、人も同じで、波動の高い人の周りには自然と波動の高い人が集まります。

ですので、自分は運がいいと思えるようになると、波動も高い波動に変わってくるし、運のいい人同士が集まるので、ますます良いことが起きるのです。

今まで心の底に染み付いていた信念を、新たな信念に書き換えて生きやすくなると、波動も高い状態で維持できるようになり、実際に高い波動のものが身の回りに近寄ってくるのです。

あなたも信念を書き換えて運のいい人になろう(まとめ)

信念は知らず知らずのうちに心に刻み込まれた価値観や思考の癖です。

それが運の悪さや生きづらさの原因にもなりますが、信念は大人になってから、いえ、大人になったからこそ書き換えられます。

大人のあなたなら、子どもの頃のあなたを癒やしてあげる力があるからです。

信念は何歳からでも書き換えることが可能です。

あなたも信念を書き換えて本来の自分に戻り、運のいい人になって楽しく楽に生きませんか?

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